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米作り2年目

 今年も田植えの季節がやってきた。早いところではすでに田植えは終えている。我がちろりん村では昨年の倍の広さの田んぼを借りて収穫倍増を目指すことにした。4月の中に冬を越し固くなっている田んぼの土を耕し、5月の連休明けに田植えがし易いように田んぼの土を水平に馴らす代掻きを行った。来週の日曜日20日に田植えの予定である。今年はモチ米も植えることにしている。自分たちで育てた米で正月用の餅つきをするのが楽しみである。

 もちろん今年も、除草剤や化学肥料は一切つかわない。田植えの後3週間の間に2回ほど、田んぼの土の中に根を張りだした草を手作業で掻くいわゆる草掻きをする。除草剤を使う今日ではまったく見られなくなった風景である。これがかなりきつい。が、2年目の今年はみんなに知恵も付き、稲の間をタイヤのチェーンを引きずって歩けば草掻きができることを知り、それを試す予定である。上手くいくことを祈るばかりである。

 今年もまた多くのホタルが現れてくれるだろうか。農薬を使わない田んぼにはホタルが集まることを昨年の経験で知った。自分たちの田んぼにだけ多くのホタルが淡い光を明滅させていた。あの感激を是非今年も味わいたい。そのための手作業の草掻きのきつさや収穫量の少なさなど、楽しい代償である。


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      代掻きを終えた田んぼ

 

 
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春爛漫

 全国で最も有名な桜の名所の一つ、高遠の桜が満開を迎えた。ここ駒ケ根やその周辺も、あちらこちらで桜が見ごろである。先週金曜日、所用があり妻と二人で飯田市まで出かけたついでに、途中桜の名所と言われるところを梯子しながらゆっくり軽トラでドライブをした。天竜川を挟んでその両側に点在する桜スポットを縫うように、ポカポカ陽気に揺られながら、やっと訪れた春の香を楽しんだ。

 田園の中の道を気の向くままにハンドルを切ると、ガイドブックには載っていないが到る所に桜の花の一叢が、まだ新芽を出していない梢の合間に浮き上がって揺れている。農家の庭先、庚申塚の袂、田んぼのあぜ道の脇、杉の林に囲まれた雑木林の一角、桜はうす桃色をその淡く一瞬の時が故に、ひときわ鮮やかにその香を浮かび上がらせている。残雪を抱いたアルプスの白い稜線ですら、己を着飾らせる羽衣のように背景の一つとして従えているようである。

 昨年ここ駒ケ根に引っ越してきて初めて見た桜は、あの大震災と津波の映像に蹂躪されかき消されてしまった。それは今見る桜となんら変わりのないものだったに違いないが、同じその桜を去年愛でた思いは薄い。来た早々南相馬市から避難してきた方々の相談支援に携わることになり、飯田市の避難所に通う道々で同じ桜を見たはずだが、あまり記憶に無い。

 また季節は巡り、また桜は咲く。その桜を来年はどのような思いで見ているだろう。東北福島でも桜の開花宣言が出されたとのニュースを聞いた。いつもと変わらずいつものように、穏やかに咲く桜を穏やかに見ることのできることがいかに尊いものか、恐らくこれから開花するであろうボランティアで訪れた陸前高田に咲く桜を見る人たちに思いを馳せる。

 
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      村の一隅に立つ枝垂れ桜


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      大草城跡公園の桜        

米作りの成果

 今日、米作り最終作業の脱穀をした。稲刈りから約2週間、秋の日差しをいっぱい浴びて程よく乾燥した稲穂は、はざ掛けから脱穀機へと運ばれ、脱穀された米粒は米袋に詰められていく。果たしてどのくらいの収穫量になるのか。新米の味はどうだろうか。それより、食べられるお米に育っているのだろうか。少し不安、少し期待。作業の合間に何度も、一杯になり田圃の上に置かれた米袋の数を数える。

 作業を初めて3分の1程度のところで、一般農家の収穫量よりかなり少ないことがはっきりしてきた。半分以下である。それでも、袋詰めにされた米の重みは、それなりに手ごたえを感じる。よし、よし! 田圃に落ちた穂を丁寧に拾い集め、脱穀機から吐き出された藁束に残ったモミをかき集め、一粒なりとも無駄にしないぞ、と、みんなの心が一つになる。

 最後の藁束を脱穀機に投入し、最後の袋を脱穀機から取り外す。米袋の数は20袋、果たしてその総重量はいかに。体重計を持ち出し秤量することにした。一人が体重計に乗り、米袋を抱え目盛を読む。その目方から体重を引き、米袋の重さを計算する。一袋づつ量っていく。・・・・・じゃじゃ~ん! 総重量は、490キログラムなり!初めての米作りの成果である。1反4畝からの恵みである。

 作業を終え、畦道に座り、持ち寄ったお菓子・漬物を回し、みんなでお茶を飲む。積みあがった米袋を見ながら、量は少ないが、きっと味は美味いぞ、と一人が言う。収穫量が多い田圃の米はあまり美味しくない、と米作り先生のおじいさんが言う。ヤッタアー!! 来年もみんなでやろうと決める。もっと良い方法を工夫しよう。収穫祭の日にまた集まり、話し合うことにした。また、美味しい酒が飲めるぞ!!


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      積みあがった今年の成果


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      来年もやろう、やろう

秋の収穫

 初めての米作り、昨日と今日で稲刈りとはざ掛けをした。美味しいお米に拘る以上、天日干しは欠かせない。機械による乾燥とでは味に格段の差がある、と言われている。無農薬、無肥料で苦労して育てた稲は、回りの田圃の稲より丈は10cmほど短く、株の太さも半分ほでしかない。稲穂のたれ具合も深くなく、おそらく単位面積当たりの収穫量は半分以下であろう。それでも、稲穂は育ち、収穫の時を迎えることができた。

 最近では天日干しをする農家は少なく、バインダー(小型の稲刈り機)とはざ掛け用の竿と足、そして脱穀機を借りるのに苦労した。我々に購入するほどの資力はなく、ほうぼう探してやっと近所の農家のご協力を得ることができた。その農家の方は歳のせいで稲刈り・はざ掛け・脱穀をする体力もなくなったので、今年からは全て機械による収穫作業を外部に依頼されていた。そこへ、我々がその労力を提供する替りに機械を貸してもらう提案をしたところ、快くお受け頂いた。その上、今後継続して米作りのご指導も頂けるようになった。

 その方の田圃でまず収穫の一連の作業を体験し、細かいところまで教えて頂いた。それをそのまま自分達の田圃で実践する。はざ掛け用の竿を支える足は、自分達で山に入りヒノキなどの細めのものを調達した。そして、昨日はバインンダーで稲刈り、今日はざ掛けの作業を終えることができた。朝から晴天、中央アルプスの稜線がくっきり見える中、みんなで協力して進める作業は楽しいものである。

 2週間後には脱穀を行い、生まれて初めて自分達で育てた新米を味わうことができる。みんなで集まり、収穫祭をやるつもりである。実りに感謝し、美味しいお酒を酌み交わそうと思う。


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       ご近所の坊やも助っ人に


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       バインダーで稲刈り・・・農家の方のご協力


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       はざ掛けの作業中


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       はざ掛け完了 お日様のお蔭で美味さ倍増

 

木曽駒での植生復元ボランティア

 中央アルプス木曽駒ヶ岳周辺では、登山者の入り込みが誘因と考えられる高山植物の荒廃が進行しており、加えて大量の降雨、降雪による砂礫の移動や強風がその荒廃に拍車をかけているそうである。そこで毎年中部森林管理局の募集により多くのボランティアが参加して、植生復元活動が続けられている。復元の方法は、ヤシの繊維でできた植生マットを荒廃箇所に敷きピンで留め周りの浮石を上に置き固定するというものである。この活動に先日私も参加した。

 参加者は総勢37名、朝7:30に菅の台バスセンターに集合し、そこからバスでしらび平へ移動、ロープウェイで一気に千畳敷まで昇る。そこから植生マットやその他の道具を各自背負子に背負い、乗越浄土まで千畳敷カール中央の登山道を登る。約1時間の行程である。

 天空は青く晴れあがり、東を望めば雲海の上に南アルプスが、その更に向こうに富士の頂きが浮かんでいる。その澄んだ空気の中、作業は2班に分かれ、天狗荘北西と前岳方面での活動をそれぞれ行った。私の班は天狗荘の北西、宝剣岳から中岳に続く緩やかな登山道脇での作業である。道行く登山者のご苦労さまという声を励みに、約1時間半で当日の目標のマットを敷き終えた。その周りでは、過去敷き詰めたマットに青く高山植物がところどころ根付いていた。

 帰りの集合までに少し時間がある。目の前に屹立する宝剣岳に登頂することになった。同じボランティアの中にプロの登山ガイドの方がおられ、その方にガイドをお願いした。往復30分の短いコースではあったが、西に木曽谷の谷底を足下に見ながらの岩登りは、高所恐怖症の私には目まいを我慢しての苦行ではあった。が、その狭い頂きに立ち回りを見晴らした時、一瞬ではあったが恐怖を忘れ、天空と雲海の広がりとそこに浮かぶ南アルプスの峰々に見惚れた。気持ちよくボランティア活動をし、気持ちよく登山もした、いい日一日であった。


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ロープウェイ駅から宝剣岳を見上げる


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     背負子を担いで現場へ出発


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植生マット敷きの作業



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宝剣岳頂上の岩場に立つ・・・標高2931m
   
プロフィール

ちろりん村村長

Author:ちろりん村村長
衛藤史朗です。
九州で生まれ、東京でサラリーマンをやっていました。定年とともに信州駒ケ根の地に移り住み、ここを終の棲家として、成年後見活動を柱に地域福祉の増進に貢献する所存です。
趣味は剣道。

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