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秋の収穫

 初めての米作り、昨日と今日で稲刈りとはざ掛けをした。美味しいお米に拘る以上、天日干しは欠かせない。機械による乾燥とでは味に格段の差がある、と言われている。無農薬、無肥料で苦労して育てた稲は、回りの田圃の稲より丈は10cmほど短く、株の太さも半分ほでしかない。稲穂のたれ具合も深くなく、おそらく単位面積当たりの収穫量は半分以下であろう。それでも、稲穂は育ち、収穫の時を迎えることができた。

 最近では天日干しをする農家は少なく、バインダー(小型の稲刈り機)とはざ掛け用の竿と足、そして脱穀機を借りるのに苦労した。我々に購入するほどの資力はなく、ほうぼう探してやっと近所の農家のご協力を得ることができた。その農家の方は歳のせいで稲刈り・はざ掛け・脱穀をする体力もなくなったので、今年からは全て機械による収穫作業を外部に依頼されていた。そこへ、我々がその労力を提供する替りに機械を貸してもらう提案をしたところ、快くお受け頂いた。その上、今後継続して米作りのご指導も頂けるようになった。

 その方の田圃でまず収穫の一連の作業を体験し、細かいところまで教えて頂いた。それをそのまま自分達の田圃で実践する。はざ掛け用の竿を支える足は、自分達で山に入りヒノキなどの細めのものを調達した。そして、昨日はバインンダーで稲刈り、今日はざ掛けの作業を終えることができた。朝から晴天、中央アルプスの稜線がくっきり見える中、みんなで協力して進める作業は楽しいものである。

 2週間後には脱穀を行い、生まれて初めて自分達で育てた新米を味わうことができる。みんなで集まり、収穫祭をやるつもりである。実りに感謝し、美味しいお酒を酌み交わそうと思う。


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       ご近所の坊やも助っ人に


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       バインダーで稲刈り・・・農家の方のご協力


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       はざ掛けの作業中


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       はざ掛け完了 お日様のお蔭で美味さ倍増

 
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木曽駒での植生復元ボランティア

 中央アルプス木曽駒ヶ岳周辺では、登山者の入り込みが誘因と考えられる高山植物の荒廃が進行しており、加えて大量の降雨、降雪による砂礫の移動や強風がその荒廃に拍車をかけているそうである。そこで毎年中部森林管理局の募集により多くのボランティアが参加して、植生復元活動が続けられている。復元の方法は、ヤシの繊維でできた植生マットを荒廃箇所に敷きピンで留め周りの浮石を上に置き固定するというものである。この活動に先日私も参加した。

 参加者は総勢37名、朝7:30に菅の台バスセンターに集合し、そこからバスでしらび平へ移動、ロープウェイで一気に千畳敷まで昇る。そこから植生マットやその他の道具を各自背負子に背負い、乗越浄土まで千畳敷カール中央の登山道を登る。約1時間の行程である。

 天空は青く晴れあがり、東を望めば雲海の上に南アルプスが、その更に向こうに富士の頂きが浮かんでいる。その澄んだ空気の中、作業は2班に分かれ、天狗荘北西と前岳方面での活動をそれぞれ行った。私の班は天狗荘の北西、宝剣岳から中岳に続く緩やかな登山道脇での作業である。道行く登山者のご苦労さまという声を励みに、約1時間半で当日の目標のマットを敷き終えた。その周りでは、過去敷き詰めたマットに青く高山植物がところどころ根付いていた。

 帰りの集合までに少し時間がある。目の前に屹立する宝剣岳に登頂することになった。同じボランティアの中にプロの登山ガイドの方がおられ、その方にガイドをお願いした。往復30分の短いコースではあったが、西に木曽谷の谷底を足下に見ながらの岩登りは、高所恐怖症の私には目まいを我慢しての苦行ではあった。が、その狭い頂きに立ち回りを見晴らした時、一瞬ではあったが恐怖を忘れ、天空と雲海の広がりとそこに浮かぶ南アルプスの峰々に見惚れた。気持ちよくボランティア活動をし、気持ちよく登山もした、いい日一日であった。


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ロープウェイ駅から宝剣岳を見上げる


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     背負子を担いで現場へ出発


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植生マット敷きの作業



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宝剣岳頂上の岩場に立つ・・・標高2931m
   

地域社会資源のネットワーク化

 先日、地域社会資源を有機的にネットワーク化しようという意図で始まった勉強会に参加した。駒ケ根市の南隣である飯島町役場の地域包括支援センター主催によるものである。2か月に1度の会で、今回が3回目とのこと。地域のサービス事業所のスタッフの方や民生委員の方など約30名近くの方々が参加されていた。今回は前回に続き「よりよい事例検討会を実現するために」というテーマで、社会福祉士の田淵勝子氏の指導を頂いて進められた。前回勉強した内容を、今回は実際の事例を基に模擬的に検討会を進め、テーマの核心に迫るというものであった。

 持ち寄られた事例はケアマネジャーの方からのものであった。軽度の認知症高齢者(女性)が2年位続いたデイサービスの利用をある切っ掛けで拒否するようになり、その後何度も接触を試みるが自分との関わりをも避けるようになった。その方のことが気がかりではあるが、介護保険制度ではそれ以上の介入はできず、どう対応すればいいのかという悩みの事例であった。

 検討会においては、事例を提供した側は悩む自分に対し検討会が正解を与えるものではないということを理解しておくことが重要であり、事例を提供され検討を行う側に求められるのは、その事例の中の利用者とその周りで関わりを持つ人々やその事例の提供者への共感であり、現実の中でもがく当事者に対する批判や評価では決してないということである。そこが出発点となって、参加者各々が自分の実践を振り返ることができ、そこから新たな発見や気づきが得られる、ということを真摯に学びあっていた。

 望洋とたゆとう伊那谷の中の山間部の小さな町の一角で、限られた地域社会資源をいかに有機的にネットワーク化しその力を極大化させようとする試みの一つが息づいている一コマに出会った。その伊那谷になんのネットワークも持たない人間がふいとやってきた、それを自分達の活動の中に受け入れてくれた、・・・・・受容の心の発露であるに違いない。

  

冬支度・・・薪小屋と薪割

 暑い夏が終わったのかどうかまだ残暑の気配は消えないが、やがて秋風が吹き始めるだろう。セミの声も、主人公はアブラゼミからカナカナに取って変わろうとしている。3月、駒ケ根に引っ越して最初に手掛けた田舎暮らしの仕事は、森から薪用の木を伐り出すことから始まった。その時集めた木々はそのまま敷地の隅に積み上げたままである。これを薪ストーブのサイズに玉切りをし、薪割をしなければならない。その前に、その薪を保存乾燥するための薪小屋を作った。

 これも自前の製作である。いつも手伝って頂く我が田舎暮らしの先輩に今回も手伝って頂く。2年分の薪を保存するための小屋は、結構大がかりなものになる。日当たりが良く、風通しも良い位置に小屋を立てる。製作に丸二日掛かった。いや、先輩の薪小屋の見学を基に基本構造の検討から始め、簡易図面と完成予定図を作り、これを基に必要な材料の検討とその必要量の計算、資材の調達までの日にちを勘定に入れると、正味1週間以上は掛かっているだろう。いやそれ以上か?

 もうこれ以上遅くらせない。早く完成して薪を十分に乾燥させなければ、この冬の暖が取れない恐れがある。やっとウッドデッキまで手掛けて、一息つこうとを思っていたがそうも行かない。重い腰を上げ、応援を依頼し、やっと作業に取り掛かる。

 薪小屋の完成後、更に一息入れる間もなく薪割である。これがまた重労働。なにせ2年分の薪、想像以上の量である。ここで剣道が役にたった。薪を割るには思った箇所に重い斧を打ち下ろさなければ、何度も斧を打ちおろすはめになる。剣道の素振りよろしく、左拳を体の中心から外さず斧を真っ直ぐ頭上に振り上げ、丹田に気を込め体には力を入れず、狙ったところに斧を打ち下ろす。太い丸太を一発で両断できたときは気持ちのいいものである。季節は早くも、冬支度である。


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     薪小屋の完成(ブルーシートの中は積み上げた木)

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     丸太の玉切り(薪ストーブのサイズに切る)

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     薪割・・・真剣で両断する積りで

ウッドデッキ

 ウッドデッキはやはりいい。西向きのリビングルームに面しアルプスを見上げる庭にウッドデッキを作った。製作は予算の関係でやはり自分達。基礎と土台までは知人の大工さんに手伝ってもらい、後は近くの友人の手を借りた。8畳程度の広さである。デッキの回りは囲いなど何もない、どの面からも上がれる。この解放感がいい。

 先日27日、天竜川花火大会があった。ウッドデッキからはなにも障害物が無く、花火を丸ごと堪能できる。東京からの友人一家や地元の友人達が集まって、総勢20名位で次々に上がる尺玉や仕掛け花火に歓声を上げた。途中から雨になったが場所を室内に移し、ビール、ワイン、焼酎、シャングリアを飲み飲み、各自持ち寄りの料理の味比べである。

 ウッドデッキがあったからこそ、大勢のみんなが集まってくれた。苦労して作った甲斐があった。これからこのウッドデッキで幾通りのストーリーがあるだろうかは分からないが、まずはお披露目として、夏の終わりのひと時を、気の置けない仲間たちと、犬と猫と、鳴き始めた虫達と、一緒に見た夜空一杯の花火たちであった。


    
     ウッドデッキ基礎工事中
        ウッドデッキ基礎工事中


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        ウッドデッキ完成


     P7160506 縮小版
        夏の夜のひと時・・・ウッドデッキにて
プロフィール

ちろりん村村長

Author:ちろりん村村長
衛藤史朗です。
九州で生まれ、東京でサラリーマンをやっていました。定年とともに信州駒ケ根の地に移り住み、ここを終の棲家として、成年後見活動を柱に地域福祉の増進に貢献する所存です。
趣味は剣道。

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